診療時間9:00~12:00/15:00~18:00 ※火曜午前/9:00~11:30
休診日:木曜午後/土曜午後/日曜/祝日
白内障は、眼の中でレンズの働きをしている水晶体がにごるもので、にごりによって眼の奥まで光が届きづらくなります。加齢による変化や、外傷、眼の中の炎症等によって白内障は進みます。
白内障の初期症状は、光をまぶしく感じる、反射するものの見え方が悪くなるなどで、これは水晶体のにごりが光を乱反射させることによるものです。水晶体のにごりが進むと、目がかすんだり、ものが二重に見えたりし、徐々に視力が低下していきます。
白内障の進行を遅らせる目薬はありますが、治ることはありません。白内障の治療法は手術だけです。
手術を受けない場合、徐々に視力が低下しますが、白内障だけで失明することはありません。
目薬による局所麻酔で、約10分間の手術です。
1割負担の方 片眼 約15,000円
3割負担の方 片眼 約45,000円
片眼 130,000円~270,000円(税込)
*多焦点眼内レンズについて、詳しくはこちらをご覧ください。
*選定療養とは、患者様ご自身が選択して受ける追加的な医療サービスです。多焦点眼内レンズの費用については、患者様の自己負担となります。
*当院は、多焦点眼内レンズの白内障手術を行う医療機関として届け出をしています。ご希望の患者様には詳しくご説明致しますので、お申し出ください。
当院の白内障手術は、最先端のAlcon社製センチュリオンビジョンシステムを用いて行います。
2015年、この最新鋭機をいち早く導入したことで、白内障手術中の安全性が飛躍的に向上しました。
一般に、白内障手術は入院の必要がありません。当院でも日帰り白内障手術を行っております。
*手術は火曜午前または木曜午後に行います。
手術の予約
手術の日程を決めます
2週間前:術前検査
目の検査と全身検査、手術の説明をします
3~4日前:直前診察
目薬を処方しますので、この日から点眼を始めてください
手術
手術前後はリカバリールームでお過ごしください
手術翌日:診察・検査
朝9時までに来院していただき、眼帯を外して診察します
3~4日後:診察
感染などが起きていないか確認します
1週後:診察・検査
異常が無ければ、洗髪や洗顔が可能になります
1ヶ月後:メガネ処方
視力が安定したら、必要に応じてメガネの処方をします
手術の傷口が完全に塞がるには、1−2ヶ月かかります。
特に最初の1週間は傷口がとても弱いので、目に触らないよう、また水や物が目に入らないように注意が必要です。
目をぶつけたり、無意識に触ったりしないように、保護用メガネを使用して頂きます。
手術後1週間は自分で洗髪ができません。
美容院などで、仰向けで目に水が入らないように洗髪することは可能です。
首から下の入浴は手術翌日から可能です。
自動車は2−3日、自転車・バイクは1週間、運転できません。
炊事・洗濯など、軽い家事やデスクワークは手術翌日から可能です。
農作業、肉体労働、埃の多い場所での仕事は、手術後2週間はできません。
手術後1ヶ月は、プール、ゴルフやテニス等の激しいスポーツはしないでください。
ゆっくりした散歩などは、手術翌日から可能です。
2—3日程度の国内旅行は、手術後2週間から可能です。
海外旅行など、長期の旅行は手術後1ヶ月からになります。
手術後は、それまで使用していたメガネが合わなくなります。
メガネを作り替えるのは、手術後約1ヶ月でメガネの度数が落ち着いてからになります。
早めの処方をご希望の方は担当医にご相談ください。
水晶体嚢や水晶体嚢の支え(チン氏帯)が弱い場合、眼内レンズを入れられないことがあります。
眼内レンズを縫い付ける再手術が必要です。
ごくまれに、手術中に眼底出血が起こり、手術を中断することがあります。
適切な処置をしても視力障害が残る場合があります。
薬剤に対する過敏反応、血圧上昇、心疾患、脳出血など
細菌などが眼に感染して、眼の中に強い炎症が起こるものです。
糖尿病や免疫不全の方は、発症率が高くなります。
眼内を洗浄する緊急手術が必要になる場合があり、ごくまれに、手術をしても視力の回復が難しい状態になることがあります。
手術後2週間以内に起こることがほとんどですが、数ヶ月後に発症する場合もあります。
術後の炎症が軽度でも、網膜の中心部である黄斑に浮腫(むくみ)が生じて、視力の回復が遅れる場合があります。
軽いことがほとんどですが、まれに炎症が長引いて、視力の回復に1ヶ月ほどかかることがあります。
眼内レンズの入っている水晶体嚢が徐々に濁って、数週から数ヶ月後に視力が低下するものです。
レーザーで容易に治療できます。